映画の並木道

古今の映画や海外ドラマについて紹介しています。ネタバレは基本的になく、ネタバレするときは事前にその旨を記しています。

映画『ゾンビランド』~これを求めていた!~

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 まさに痛快作。バカバカしいけど、とにかく面白い。ずっと探していたそんな作品が、やっと見つかりました。今年11月には、続編をやるので、その前に絶対に見ておこう!

 

 

1.あらすじ

 人類が、ゾンビになってしまった世界。引きこもり青年のコロンバスは、独自のルールを作ってゾンビから生き延びていた。そんな中、彼はゾンビハンターのタラハシーや、美人詐欺姉妹のウィチタとリトルロックに出会い、ともにゾンビと戦っていく。(2010年公開)

 

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2.豪華すぎるキャスト

 あらすじの通り、ストーリー自体は典型的なゾンビものなのですが、出てくるキャストは非常に豪華。ジェシー・アイゼンバーグエマ・ストーンは、当時はまだ今ほど有名ではなかったのですが、彼らも今やハリウッドで引っ張りだこ。そんな『ゾンビランド』のキャストをまとめてみました。

 

ジェシー・アイゼンバーグ

 主人公のコロンバス役です。今回もオタク男子。『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)のマーク・ザッカーバーグを演じて一躍有名になり、『グランドイリュージョン』(2013年)や現在公開中の『ハミングバード・プロジェクト/0.001秒の男たち』などで主演を務めています。

 

ウディ・ハレルソン

 タラハシー役です。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1996年)で注目を集め、以降数多くの映画に出演し、実力派俳優として評価が確立しています。近年の代表作は、ドラマ『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』(2014年)、『スリー・ビルボード』(2017年)など。

 

エマ・ストーン

 ウィチタ役です。『アメイジングスパイダーマン』(2012年)のヒロイン役がヒット。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)、『ラ・ラ・ランド』(2016年)などでの演技が高く評価されています。『教授のおかしな妄想殺人』(2016年)にも主演しています。

 

アビゲイル・ブレスリン

 リトルロック役。この人も、実はただの子役ではありません。『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)で、10歳11ヶ月ながらアカデミー賞助演女優賞にノミネートされています。たぶん、この時点でのキャリアは、ジェシー・アイゼンバーグエマ・ストーンより上です。

 

アンバー・ハード

 コロンバスの隣の部屋に住んでいて、ゾンビになって彼を襲う女性です。最近だと、『アクアマン』(2019年)で、アクアマンの妻を演じて話題になりました。『リリーのすべて』(2016年)などに出演しています。ジョニー・デップと1年だけ結婚していました。

 

ビル・マーレイ

 コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演し、人気が出ました。以降、『ゴースト・バスターズ』(1984年)、『恋はデジャ・ブ』(1993年)などに出演して、コメディ俳優としての地位を確立します。ハリウッドで最も慕われている俳優の一人です。

 

 出てくる人物がほとんど実力派という、ゾンビ映画らしからぬ豪華さ。それが、なんと今度の続編『ゾンビランド ダブルタップ』でも、実現されます。メインの4人は全員続投。さらには、ビル・マーレイまで再登場してくれるようです。前作よりも、格段にアカデミー賞と縁が深くなった彼らが、今回はどれほど暴れてくれるか楽しみです。

 

3.ギャグもゾンビも楽しいね(少しネタバレ)

 これほどちゃんと笑えた映画は、久しぶりです。テンポも良いし、ずっと楽しい。マイベストは、「今週のゾンビ殺し」。メインストーリーと何の関係もないけど、ここが一番面白かった。ビル・マーレイも良いですよね。いるだけで面白いですし、撃たれても全然死なないし(笑)

 

 4人でボードゲーム(たぶんモノポリー)をしているときに、コロンバスがFacebookのことを言いますよね。ここ面白い。よりによって、お前が言うか!という感じです。まだマーク・ザッカーバーグを演じてないけど、今見れば出来すぎたネタです。

 

 他のゾンビ映画に比べると、ゾンビ度はやや低め。でも、ちゃんとゾンビしていますし、自分は満足です。典型的なゾンビであることが、かえってキャストを引き立てているので、ちょうど良いさじ加減ですね。

 

 ところで、コロンバスは30個ぐらいルールを持っているらしいですが、映画には5つぐらいしか出てきませんでしたよね。まあ、全部言われたところでこっちも困るわけですが。他のルールとは、いったい何だったのでしょうか?続編で、たぶん新しいルールが出てくるでしょう。

 

 そして、結構バカバカしい映画ではあるんですが、「ちょっとしたことを楽しめ」や「仲間がいると良いよね」のようなところにちゃんと着陸する展開は上手い。やりっぱなしでもダメではないですが、ちょっとイイ感じでまとまると、観賞後の気分がとても良い。観客を楽しませるのが、本当に上手いです。

 

4.まとめ

 『ゾンビランド』は本当におすすめ。ゾンビが苦手でなければ、ぜひとも見てほしいです。笑えるし、楽しい。それに、実力派俳優たちがノリノリで演じているので、それだけでも見応え十分。まずは本作を見てから、11月22日公開予定の『ゾンビランド ダブルタップ』を劇場へ見に行きましょう!

 

こっちはリリー・ジェームズが出てます↓

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