映画の並木道

古今の映画や海外ドラマについて紹介しています。ネタバレは基本的になく、ネタバレするときは事前にその旨を記しています。

「海外ドラマパンチ」へお引越しのお知らせ

 「映画の並木道」を訪れて頂きありがとうございます。諸事情により、この「映画の並木道」の更新を2020年3月をもって終了します。とは言っても、このサイト自体はそのまま残りますので、閲覧いただく分には何の問題ありません。できるだけ、古くなった情報などの更新なども行っていきたいとは思います。

 

 今後は、新しいサイト「海外ドラマパンチ」の方に記事をアップしていきます。タイトルからもわかる通り、このサイトでは海外ドラマをメインに記事を書いていきたいと思っています。こちらでも、劇場公開中の映画などについては書くこともあると思いますので、もしかしたらこのサイトと大して変わらないかもしれません。

 

 今後、「海外ドラマパンチ」の方でも記事を読んで頂けると嬉しいです。

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映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』の2つの密室トリックを解説

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https://www.imdb.com/title/tt6270534/?ref_=ttmi_tt

 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』って、これだけだと全然意味がわからないですね(笑) 実際に囚われているのは、翻訳家なのに。比喩的な意味では、ベストセラーの方も囚われていたと言えますけどね。ちなみに、内容はれっきとしたミステリー映画です。

 

 

『9人の翻訳家』基本情報

・原題:Les traducteurs

・制作国:フランス、ベルギー

・公開年:2020年1月29日(フランス)、2020年1月24日(日本)

・監督:レジス・ロワンサル

・キャスト:ランベール・ウィルソン、アレックス・ロウザー、オルガ・キュリレンコ

・音楽:三宅純

・あらすじ:

 大人気ミステリー小説『デダリュス』第3巻の世界同時発売に向け、9人の翻訳家がフランスのある屋敷に集められた。彼らは、情報が漏れないように、2ヶ月間その場所に監禁されて翻訳をしていくことになった。しかし、冒頭10ページが流出したことが明らかになる。

・予告編:

www.youtube.com

 

『9人の翻訳家』は密室ミステリー(ネタバレ)

 『9人の翻訳家』の謎の主眼は、犯人がいかにして密室状態の館から原稿を盗み出したのかというハウダニットに置かれています。ときどき、「密室」と「クローズドサークル」が誤用されている例があるので、ここではっきりしておきます。「密室」ミステリーとは、閉鎖された環境の中で、外部からの介入なしには起こり得ない不可解な状況を扱います。密室殺人は、密室の中に被害者しかいないにも関わらず、他殺としか思えない状況になっているもののことです。

 

 一方で、「クローズドサークル」は複数人が閉じこめられた環境の中で展開する種類のミステリーです。代表的なのは、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』で、ここでは10人の人間が孤島に閉じこめられ、その中で次々と人が殺されていきます。重要なのは、「密室」というからには不可能状況の設定が必要なのです。だから、『相棒-劇場版Ⅲ-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は、「密室」ではなく「クローズドサークル」です。

 

 『9人の翻訳家』の主眼は密室にあるわけですが、同時にクローズドサークルの要素もあります。屋敷に閉じこめられた9人の翻訳家は、犯人がわかるまで外にでることはできません。ただ、人が次々に殺されているわけではないので、クローズドサークルのスリルがメインというわけではありません。

 

 このタイプのミステリーだと、エラリー・クイーンの『アメリカ銃の秘密』が比較的近いものなります。内容は、ロデオ会場の満員の人々の正面でロデオ騎手が射殺されるのですが、どこを探しても凶器の銃が見つからないというもの。どうやって銃を会場の外に持ち出したのだろうか?というのが『アメリカ銃の秘密』のメインの謎になります。

アメリカ銃の秘密 (角川文庫) [ エラリ・クイーン ]

 

↑ちなみに、この『アメリカ銃の秘密』を翻訳している越前敏弥さんは、『ダ・ヴィンチ・コード』などの翻訳もされている凄い人。今回のように、『デダリュス』で監禁される日本人がいるとしたら、それは越前敏弥さんです(笑)

 

『9人の翻訳家』密室トリック解説(ネタバレ)

 メインとなっている密室トリックでしたが、どうでしたか?二段階にわかれていたので、一つずつ見ていきましょう。

 

 一つ目は、5人の翻訳家が協力して事前に原稿をスキャンして盗んでいたというもの。なるほど。つまり、密室状態になる前に原稿を盗んでいたということです。これは、有名なディクソン・カーの『三つの棺』中の「密室講義」でも言及されていたものですね。代表例は、フランスの作家ガストン・ルルーの某推理小説でしょう。前例があるとはいえ、やっぱり騙されちゃうんだよなぁ。

三つの棺新訳版 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ジョン・ディクソン・カー ]

 

 二つ目、そして本当の真相は、実はアレックスが著者で、始めから原稿を持っていたというもの。これは、今回の原稿を密室状況で盗まなければならないという設定だからこそできるトリックですね。当然のことながら、密室殺人ではこのトリックは使えません。設定を利用したユニークなトリックと言えるでしょう。

 

 この二つ目のトリック自体はすごく良いのですが、そしたら一つ目のトリックの意味がなくない?あらかじめ翻訳者の仲間を作っておいた方が、色々と便利だろうという考えだったのかな。屋敷の中で翻訳家が発した言葉をメールの中に入れたかったからかもしれないけど、それってそんなに大事?アングストロームにバレるリスクが高い割に、今一つリターンがはっきりしないような計画だったように思います。

 

『9人の翻訳家』真犯人の正体(ネタバレ)

 
 
 
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 ということで、犯人はアレックスといえばそうなのですが、実際には彼自身は何もしていません。ただ、自分が書いたものをインターネットで公開しただけ。出版社と独占契約をしているわけでもないので、別に構わないでしょう。

 

 では、誰が真犯人かと言えば、映画の中でも言われていた通り、出版社のアングストローム。実はこれ、伏線もしっかり張られていたんですよ。アングストロームは、終盤でアニシノバ(オルガ・キュリレンコ)を銃で撃ちます。これがあまりにも急に見えるのです。え、そこまでする⁉という感じ。確かに、切羽詰まった状況ではあるけれど、腹にズドンと一発やるほどには見えなかった。

 

 でも、アングストロームのそれまでの行動を見れば、これも納得できるわけです。彼は、最初に本屋のおじいさんを階段から突き落として殺害しました。これが彼にとっての初めての殺人で、突発的にやってしまったのでしょう。性格がクソ野郎なので、そういった行動に出たこと自体は不思議ではありません。

 

 それがあった上で、アニシノバを撃ったのだと考えればどうでしょう。二度目の殺人は、一度目の殺人と比べれば、ハードルははるかに低くなっていることでしょう。だから、通常ならば銃を撃つほどでもなさそうなシチュエーションで、実際に発砲したのです。

 

『9人の翻訳家』の文学愛(ネタバレ)

 おそらく、『9人の翻訳家』を観た人の印象に残るのは、そんな密室トリック云々よりも、翻訳家たちの文学に対する愛でしょう。物語を通して、金儲けのことしか考えていないアングストロームと、真摯に『デダリュス』に向き合いたいと思っている翻訳家たちの分断が明確になっていきます。

 

 アレックスが今回取った行動も、すべて文学愛に基づいて行われています。まず、アングストロームの拝金主義とそのために本屋のおじいさんを殺害したことに対する怒りが、今回の計画の発端です。そして、4人の翻訳家を招集し、第一の計画を実行する際にも、彼らの文学愛に訴えていました。最後に、アングストロームのアシスタントが寝返るように仕向けたのも、彼女の文学に対する思いを利用したものでしたね。

 

『9人の翻訳家』感想

 自分は、完全にミステリー映画として観に行ったのですが、とても上質なものに仕上がりでしたね。密室トリックの二つの解法はいずれもよく考えられたもので、面白かったです。そして、犯人の動機には心打たれるものもありました。

 

 街並みやファッションなどは、さすがパリ。おしゃれですねぇ。オルガ・キュリレンコの衣装とか、最高に美しいじゃないですか。格調高い三宅純さんの音楽も良かったです。『薔薇の名前』とかもそうなんだけど、フランスとかイタリアの映画とミステリー・サスペンスっていうのは、とても相性が良いと思うのです。今後も、こういった上質なミステリーを今後も生み出していってくれたら嬉しいですね。

 

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映画『ナイブズ・アウト』が真にアガサ・クリスティー流ミステリーである理由(考察)

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https://www.imdb.com/title/tt8946378/?ref_=ttmi_tt

 『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は、ライアン・ジョンソン監督がアガサ・クリスティーに捧げて作ったミステリー映画である。ライアン・ジョンソンは、この『ナイブズ・アウト』という作品でアガサ・クリスティー流ミステリーに挑戦したわけだが、その結果はどう出たか?

 

 結論から言えば、その目論見は見事に成し遂げられた。古めかしい館や、典型的な名探偵、クセの強い登場人物も確かにその要素ではあるのだが、それだけではない。最も肝心なのは、犯人の正体や物語中のトリックではなく、ライアン・ジョンソンが観客に仕掛けたトリックが、まさにアガサ・クリスティー流だったということだ。 

 

 ライアン・ジョンソンが観客に仕掛けたトリックがどんなものだったか。そして、それがいかにアガサ・クリスティー的であったと言えるのか。それを検証していくためには、アガサ・クリスティーのミステリー理論を含めて考察していく必要があります。

 

 なお、この記事では『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のネタバレをしています。また、アガサ・クリスティーの『ABC殺人事件』のトリックに触れている部分もあるので、未読の方はお気を付けください。

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

 

 

『ナイブズ・アウト』基本情報

 
 
 
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・原題:Knives Out

・公開年:2019年11月27日(アメリカ)、2020年1月31日(日本)

・上映時間:130分

・監督、脚本:ライアン・ジョンソン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)

・キャスト:ダニエル・クレイグ(『007 スペクター』)、アナ・デ・アルマス(『ブレードランナー2049』)、クリス・エヴァンズ(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』)、ジェイミー・リー・カーティス(『ハロウィン』)、マイケル・シャノン(『シェイプ・オブ・ウォーター』)、トニ・コレット(『ヘレディタリー/継承』)、キャサリン・ラングフォード(ドラマ『13の理由』)、クリストファー・プラマー(『ゲティ家の身代金』)

・あらすじ:

 人気ミステリー作家のハーラン・スロンビーが、彼の誕生日に、喉をナイフで切って死んでいるのが見つかった。最初は自殺と見られていたが、探偵のブノワ・ブランは他殺だと断定する。一方で、彼の遺族は遺言の内容が気になって仕方がなかった。

・予告編:

www.youtube.com

 

『ナイブズ・アウト』は娯楽映画としても面白い

 
 
 
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 『ナイブズ・アウト』は、単に娯楽映画として観ても非常に面白い。ミステリー映画の一つの条件として、豪華キャストでなければならないというのがある(あるいは、全員無名俳優)。なぜなら、一人だけビッグネームがいた場合、その人が犯人だとわかってしまうからだ。1974年と2017年の『オリエント急行殺人事件』、そして2020年の『ナイル殺人事件』がオールスターキャストなのは、そのためである。

 

 『ナイブズ・アウト』でも、被害者のクリストファー・プラマーを始め、ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンズマイケル・シャノンら豪華キャストが共演している。弁護士役で、『スター・ウォーズ』のヨーダで知られるフランク・オズが、顔出しで出ていたりもした。

 

 また、所々で挿入されているブラックな笑いも見どころ。ランサム(クリス・エヴァンズ)の eat shit の連呼や、嘘をつくと吐いてしまう看護師(アナ・デ・アルマス)などは、毎回笑ってしまう。衝撃の遺言の内容に慌てる遺族のリアクションも面白い。

 

『ナイブズ・アウト』はミステリー映画として上手い

 『ナイブズ・アウト』は、ミステリー映画としても、その見せ方がとても上手い。特に、序盤の尋問シーン。推理小説では、尋問シーンは大半を占めることも多いのですが、映画でそういうことはまずありません。それは、単に画が地味だから。加えて、観客が容疑者の言葉をいちいち覚えていることができないからです(小説なら見返せるけど)。

 

 だから『ナイブズ・アウト』では、最初の尋問シーンで早くも「この人は嘘をついているんだよ」と見せてしまいます。推理小説では絶対にやらないでしょう。でも、映画なので全然アリ。一時停止ができない映画を観ながら犯人探しをするのは、小説を読みながらするのとは桁違いに頭を使います。

 

 そのため、小説のプロットをそのまま映画にすると、情報量が多すぎてよくわからないままになってしまうことも多いです。『オリエント急行殺人事件』といった大トリックの場合はそれでも良いのですが、それ以外の作品には向きません。『ナイブズ・アウト』において、この判断は賢明だったと言えるでしょう。

オリエント急行殺人事件 (角川文庫) [ アガサ・クリスティ ]

 

『ナイブズ・アウト』はミステリー黄金期の作品を想起させる

 『ナイブズ・アウト』は、舞台立てからして、完全にミステリー黄金期を想起させるようになっています。ここでいうミステリー黄金期とは、1920~30年代のアガサ・クリスティーエラリー・クイーンらが活躍していた時期のことを指します。

 

 古めかしい館に、大富豪の老人。腹に一物抱えたクセの強い家族。どれをとっても、アガサ・クリスティーヴァン・ダインの作品に出てきそうなものばかり。その中で、ジーンズを履いた看護婦やスマホ依存の少年がいたり、eat shit や ass hole といった言葉が飛び交うのは、良い意味で新鮮です。

 

 序盤30分程の展開も、完全にミステリー黄金期の諸作品に酷似している。事件発生直前直後ではなく、葬儀が終わった後から探偵の捜査が始まるのはアガサ・クリスティーの『葬儀を終えて』を思い起こさせます。

葬儀を終えて (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

 

 遺言を巡るごたごたというのも、ありがち。衝撃の遺言の内容を聞いて、自分はクリスティーの『ねじれた家』をちょっと思い出しました。そんな風に、舞台立てや登場人物からして、『ナイブズ・アウト』は完全にミステリー黄金期をオマージュした作りになっています。

ねじれた家 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

 

アガサ・クリスティーのミステリーとは

 ここで『ナイブズ・アウト』とアガサ・クリスティーの関係を考察する前に、アガサ・クリスティーがどんなミステリー作家であったかを見ておきたい。アガサ・クリスティーは、世界で最も有名なミステリー作家です。彼女の名前を聞いたことがない人はほとんどいませんが、彼女が実際にどんな作家であったかについては、誤解されることもあります。

 

 しばしばある誤解が、アガサ・クリスティーは大掛かりで派手なトリックを得意としていたというもの。彼女の代表作とされる『オリエント急行殺人事件』や『アクロイド殺し』は、確かに大掛かりなトリックが仕掛けられています。しかし、アガサ・クリスティーの作品群において、そういった作品はむしろ少数派。

 

 次に言われるのが、アガサ・クリスティーはスリリングな描写が上手いということだ。別に下手だと言うつもりはない。大傑作『そして誰もいなくなった』や『ABC殺人事件』のスリリングな描写は見事です。しかし、これも彼女の作品の一番の醍醐味というわけではありません。

 

 アガサ・クリスティーが最も得意としていたのは、ミスリード(誤導)である。ミスリードというのは、推理小説において作者が著者を誤った方向に思考を向かわせる技術のことです。最も典型的なものに、真犯人はAであるが、作者が故意にBが犯人だと思わせる手法があります(このとき、Bをレッド・ヘリングと言う)。

 

 ミスリードは、ほとんどの推理小説でもやっていることではあります。しかし、アガサ・クリスティーはその技術が天才的に上手いので、どれほど推理小説を読んできた人でも騙されてしまうのです。

 

 アガサ・クリスティーのミスリード技術が最も顕著に利用されている作品の一つが、処女作『スタイルズ荘の怪事件』。どんなに読者が頑張ったところで、結局はアガサ・クリスティーの思惑にはまってしまいます。

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

 

 ミスリード自体は、叙述の技術なので、それだけを取り出すことは出来ません。そのため、ミスリードが重視された作品のトリックは、それほど派手ではないものも多いです。アガサ・クリスティーは、人物関係をこってりと描いていく中で読者にミスリードを仕掛けていくことが多いので、展開は地味なものも少なくないです。しかし、それだからこそ、アガサ・クリスティーは読者を足元からひっくり返すことが出来るのです。

  

『ナイブズ・アウト』は真の意味でアガサ・クリスティー的(ネタバレ)

 
 
 
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 『ナイブズ・アウト』は、序盤30分こそ黄金期のミステリーを思わせる展開ですが、その後はやや趣を異にします。というのも、看護師のカブレラが薬の投与を誤っていたことが序盤で示されてしまうのです。もう、これで事件は解決。そのため、ここからはいかにカブレラが探偵にバレないでいられるかが焦点になってきます。中盤からは、そんな犯人のスリルを中心に、探偵がどうやって事件を解決していくかを楽しむ『刑事コロンボ』的な展開で物語が進んでいく……

 

 と観客は思うのです。もはや、観客はこの時点でカプレラが犯人であることを疑ってはいません。疑い深い観客も、カブレラの行動ですべてが矛盾なく説明されてしまうので、カブレラが犯人であることに納得せざるを得ません。観客は、ここからは余計なことを考えずに、ただアナ・デ・アルマスが困っているのを楽しみ始めることになります。

 

 これなのです!これこそがアガサ・クリスティー流ミステリーなのです!結論を言うと、実はカブレラはレッド・ヘリングでした。真犯人は別にいた(いなかったとも言えるが)というわけです。ただ、犯人自体はそれほど度肝を抜くものではありません。映画を観てない人に、犯人を言ったところで「やっぱり」といった反応しか返ってこないかもしれません。でも、観客は映画を観ている最中は、どうしても彼が犯人だと考えることができないのです。

 

 アガサ・クリスティーの諸作品でも、こういった印象を持つ作品は少なくない。読み終わってから改めて考えれば、こいつが明らかに怪しいだろうという人がいたのに、なぜか読んでいる最中はそいつが犯人だとはどうしても思えない。それは、アガサ・クリスティーの巧みなミスリードにより、読者は”無意識に”真犯人を容疑者候補から外してしまう、あるいは犯人探しをやめてしまうからです。

 

 『ナイブズ・アウト』が成し遂げたのは、まさにこれなのです。観客は、序盤で犯人を明らかにされてしまうので、興味を「犯人探し」から「カブレラ=アナ・デ・アルマスの逃避行」へ移すことになります。

 

『ナイブズ・アウト』におけるレッド・ヘリング(ネタバレ)

 このレッド・ヘリングの使い方に最も近いのは、『ABC殺人事件』です。『ABC殺人事件』のカストも、カブレラと同様に、自分が殺人を犯したと信じ込んでいます。読者もそれを疑う余地はありません。だから、読者はこの小説を、犯人探し小説ではなく、犯人がポアロの追跡から逃れようとする話として読んでいくことになります。

 

 『ナイブズ・アウト』の場合は、カブレラに嘘をつくと吐いてしまうという特徴を付与しました。これで、観客はカブレラが嘘をつけない中、どうやって犯行をバレないようにするのだろうということが気になって仕方がなくなります。

 

 それだけではありません。カブレラ役にアナ・デ・アルマスをキャスティングしたこと自体が、もうレッド・ヘリングとして仕組まれたことなのです。見ての通り、アナ・デ・アルマスは可愛い。それに、アナ・デ・アルマスが一躍注目を集めたのは『ブレードランナー2049』(2017年)のときであり、出演作はまだそれほど多くありません。さらに、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも出演することになっています。これは偶然なのかもしれませんが、だとしても確実に良い方に作用しています。

 

 それほど注目度が高いので、アナ・デ・アルマスを目的に観ている人も少なくないでしょう。そうでなくとも、アナ・デ・アルマスの演技力により、意図しない状況に振り回されるカブレラから観客は目が離せなくなります。つまり、観客の視点が自然とカブレラ=アナ・デ・アルマスの行動の方に向くように、すべての要素が仕立てられているのです。

 

 これは、アガサ・クリスティーの創作姿勢に通じるものです。アガサ・クリスティーは、読者を騙すためにはどんなことでもします。『アクロイド殺し』におけるヘイスティングスの不在などがその例だ。『アクロイド殺し』は、ポアロシリーズ3作目であり、前2作には助手のヘイスティングスが登場していました。小説としては、ヘイスティングスほど美味しいキャラクターもいません。探偵小説におけるワトソン役は、物語にユーモアをもたらしてくれる存在であり、捨ててしまうにはもったいなさすぎます。しかし、アガサ・クリスティーヘイスティングスを登場させませんでした。あのトリックを成立させるために。

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

 

 

 すなわち、『ナイブズ・アウト』と『アクロイド殺し』などのアガサ・クリスティー作品に通底しているのは、物語の枠組みから観客(読者)を騙そうとしている点にあります。そういった点で、『ナイブズ・アウト』は真にアガサ・クリスティー的な映画なのです。

 

『ナイブズ・アウト』考察まとめ

 『ナイブズ・アウト』で、アガサ・クリスティー並びに当時のミステリー黄金時代流の物語をを見事に映像化してくれたライアン・ジョンソンには、ミステリーファンとして本当に感謝。古臭い屋敷に、クセの強い家族、絵に描いたような名探偵など、あの時代の舞台がそのまま出てくるのは感激。

 

 さらに、そんな装飾面だけでなく、プロットもアガサ・クリスティーの精神を見事に受け継いだものだったと言えます。映画という表現方法を理解した上で練られたストーリーであり、これは小説とはまた違う魅力がありました。原作があったら、こんなストーリー展開はできなかったに違いないでしょう。

 

 どうやら、続編を作るという話もあるので、ぜひそちらも期待したいです。また、ライアン・ジョンソンが脚本を書いてくれるのかな?まだ、あまり詳しいことは決まっていないようですが、今から楽しみです。

 

 なお、今回のアガサ・クリスティー論においては、霜月蒼の『アガサ・クリスティー完全攻略』を一部参考にさせてもらいました。この本は、アガサ・クリスティーファンではなかったミステリー評論家の霜月蒼が、実際にアガサ・クリスティーの全作品を読んで書いていった評論集です。アガサ・クリスティーファンの方にとっては、目から鱗の内容です。

アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕 (クリスティー文庫) [ 霜月 蒼 ]

 

グレース・ヴァンダーウォール主演Disney+映画『スターガール』最新情報!日本で視聴する方法は?

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https://www.imdb.com/title/tt4858674/?ref_=ttmi_tt

 歌手として活動しているグレース・ヴァンダーウォールですが、今年3月からついに演技に初挑戦!しかも映画の主演ということで、注目が高まっています。今回は、そんなグレース・ヴァンダーウォール主演の映画『スターガール』について、現段階で分かっていることをまとめました。

 

※今年5月から米CWで放送されるドラマ『スターガール』と、このディズニー映画『スターガール』は関係ありません。ドラマの方について詳しくは下の記事で。

psbr.hatenablog.com

 

 

『スターガール』基本情報

・原題:Stargirl

・配信元:Disney+

・配信開始日:3月13日(アメリカ)

・監督:ジュリア・ハート

・キャスト:グラハム・ヴァーチャー『サマー・オブ・84』、グレース・ヴァンダーウォール

・あらすじ:

 ジェリー・スピネッリのYA(ヤングアダルト)小説が原作。16歳のレオの高校に、スターガールと名乗る不思議な女の子が転校してくる。やがて、レオはそんな奇抜だけどまっすぐなスターガールに惹かれていく。

・予告編:

www.youtube.com

 

グレース・ヴァンダーウォールとは

 今回の映画では、歌手のグレース・ヴァンダーウォールが初めて演技に挑戦するということで話題になっています。そこで、改めてグレース・ヴァンダーウォールがどういう人なのか見ていきましょう。

 

 グレース・ヴァンダーウォールは、2004年1月15日に、アメリカ・カンザス州のカンザスシティ近くのレネックサという町に生まれました。現在、16歳。若い!

 

 グレース・ヴァンダーウォールが歌を歌い始めたのは3歳のとき。11歳のときには、誕生日にもらったお金でウクレレを買い、練習を始めました。同時に、学校のマーチングバンドではサクソフォンを演奏していました。

 

 2016年にはNBCの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」第11シーズンに出場します。ここで、ウクレレ演奏によるオリジナル曲「I don't know my name」などを披露し、優勝しました。当時12歳。

 

 これは、その「アメリカズ・ゴット・タレント」の予選の様子です。彼女のパフォーマンスに感動した審査員は、シーズンで一回しか使用できない」「ゴールデン・ブザー」というものを押します。このブザーを押された候補者は、予選から一気に準決勝に進むことができます。

www.youtube.com

 

 その後、2016年にはアルバム「Just the Beginning」を発表するなど、歌手として精力的に活動しています。

 
 
 
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Grace Vanderwaal - Just the Beginning: Ukulele Edition GRACE VANDERWAAL - JUST THE BE [ Grace Vanderwaal ]

 

【輸入盤】Perfectly Imperfect (Ep) [ Grace VanderWaal ]

 

Disney+について

 そもそもDisney+(ディズニープラス)というものが、まだ日本人には馴染みがないと思います。それもそのはずで、Disney+は現在日本では提供されていないサービスになっています。

※追記:2020年6月には日本でもDisney+のサービスを開始する予定だという発表がされました。

 

 Disney+自体は、昨年11月にアメリカやカナダを中心にスタートした動画配信サービスです。ついにディズニーが動画配信に本格参入するということで、非常に注目が集まり、初日だけで1000万人以上が登録しました。何しろ、今やディズニーはディズニー・ピクサーのみならず、マーベル、スターウォーズナショナル・ジオグラフィックなどなどを傘下に置いているので、提供できるコンテンツの充実度はかなりのものになります。

 
 
 
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 Disney+では、既存の映画・ドラマだけでなく、新たにオリジナル映画・ドラマの配信も行っています。現在までに、スターウォーズのスピンオフドラマ『マンダロリアン』などが配信されています。今後は、マーベルのドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』『ロキ』などが配信される予定です。

 

↓こっちは、Apple TV+のドラマ

psbr.hatenablog.com

 

ディズニーが『スターガール』を作る!

 『スターガール』も、そんなDisney+オリジナル映画の1本になります。これまでもディズニーは、ディズニーチャンネルで『ハイスクール・ミュージカル』や『ディセンダント』などの作品を作ってきました。これまでは、そういったティーンエイジャーを主人公とする作品がほとんどで、『スターガール』もそういった雰囲気の作品になるのかなと予想されます。

 

 また、ディズニー映画のキャストは、ディズニーチャンネル出身の人であることが多いです(ロス・リンチなど)。あるいは、当時それほど有名ではない子役を使ってブレイクさせる場合もあります(ザック・エフロンなど)。

 

 しかし、今回のグレース・ヴァンダーウォールは既に歌手として成功しています。グラハム・ヴァーチャーに関しても、映画『サマー・オブ・84』の他、ドラマ『SUPERGIRL』『グッド・ドクター』『ファーゴ』などにレギュラー出演しており、役者としての才能はある程度知られるものとなっています。

 

 たぶん、ディズニーがグレース・ヴァンダーウォールをキャスティングしたのは、原作でスターガールがウクレレを弾くからでしょう。「ウクレレを弾く少女なら、彼女しかいないだろう」と、グレース・ヴァンダーウォールの起用を決めたのだと勝手に想像しています(でも、たぶん真実)。

 
 
 
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 ディズニーが『スターガール』に、そういった実力派俳優と歌手をキャスティングしたことには本気度も感じられます。何しろ、今の動画配信サービスは群雄割拠の時代。数年後には、淘汰が進み、消滅するものも少なくないでしょう。ディズニーもそんなリスクは百も承知なわけで、この競争を勝ち抜くには既存のコンテンツだけでは不十分だと考えたのです。

 

 そこで、人気のYA小説『スターガール』を映画化し、実力派俳優のグラハム・ヴァーチャーと人気歌手のグレース・ヴァンダーウォールを起用したのでしょう。すでに、『マンダロリアン』はかなりの成功を収めているので、この流れに乗れると良いですね。

 

日本で『スターガール』を観るには?

 2020年6月11日より、日本でもDisney+がサービス開始されることになりました。そのときに配信される作品の一覧も公開されたのですが、その中に映画『スターガール』も入っていました。つまり、Disney+に加入すれば『スターガール』が見られます。

 

 なお、こういった配信系のオリジナル作品はほとんど劇場公開されたりDVD化されたりすることはないので、Disney+に入る以外に『スターガール』を観る方法はないと考えて良いと思います。

 
 
 
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『スターガール』まとめ

 以上、グレース・ヴァンダーウォール主演のディズニー映画『スターガール』について、今のところわかっているところをまとめました。グラハム・ヴァーチャーとグレース・ヴァンダーウォールが出演するということで、期待度はかなり高いです。日本ではDisney+(ディズニープラス)のローンチと同時に観ることができるようになるので、ぜひ観てみてください!

 

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注目俳優トーマス・ミドルディッチのすべて―年齢,身長,家族,出演作,収入など―

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https://www.imdb.com/name/nm3042755/?ref_=nmmi_mi_nm

 今、ハリウッド映画に出まくっている大注目俳優がいます。彼の名は、トーマス・ミドルディッチ。2019年に日本で公開された作品だけでも、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『レプリカズ』『ゾンビランド:ダブルタップ』の3作に出演しています。そんなトーマス・ミドルディッチを大特集。これで、あなたもトーマス・ミドルディッチ・ファン!

 

 

トーマス・ミドルディッチのプロフィール

・本名:Thomas Steven Middleditch

・生年月日:1982年3月10日(現在37歳)

・出身:カナダ・ブリティッシュコロンビア州ネルソン

・身長:180㎝

・体重:73㎏

・総資産:10万~100万ドル(推定)

 

トーマス・ミドルディッチの妻

 トーマス・ミドルディッチは、2015年8月22日にモリーゲイツと結婚し、今も夫婦で生活しています。子供はいません。

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https://www.imdb.com/name/nm4797903/?ref_=nmbio_sp_1

 モリーゲイツ(ミドルディッチ)は、映画やTVドラマの衣装デザイナーとして働いていました。『大統領執事の涙』や『ジャンゴ 繋がれざる者』にも、衣装デザイナーとして携わっています。後述するトーマス・ミドルディッチ主演のドラマ『シリコンバレー』の衣装係を務めたこともあります。

 

 実は、この2人はちょっと独特な夫婦関係を築いています。だれもが知っている通り、円満な夫婦関係を維持するのは、たとえ愛し合っていても大変です。トーマス・ミドルディッチは、ある日「僕たちは、従来の形の夫婦ではいられないんだ」と妻に告げます。どうやら性生活の話のようで、普通の妻ならばそこで「離婚よ!」と言うようなことだそうですが、モリーは「それじゃ、どうしたら良いか考えましょ」と言ってくれたのだとか。

 

 現在は、その新しい性生活のルールのおかげで、今も円満な関係でいられるそうです。トーマス・ミドルディッチは、そんな自分たち夫婦の形をベースにして、新しいコメディドラマも作ってみたいと話しています。

追記:2020年5月にトーマス・ミドルディッチとモリーゲイツは離婚することになりました。あーあ。

 

主演ドラマ『シリコンバレー』 

 トーマス・ミドルディッチがヒットするきっかけとなったのは、2014~2019年にアメリカHBOで放送されたドラマ『シリコンバレー』。IT産業の聖地シリコンバレーで、若者たちが「パイド・パイパー」という会社を起業し、奮闘していく様を描いたコメディドラマです。

 

 実際に、私もシーズン1~5まで観たのですが、さすが海外ドラマの帝王HBOと言うべきか、これがとても面白い。個性が強すぎる登場人物たちによって織りなされるシュールな笑いが、完全にツボに入りました。ちょっとマニアックなITネタもまた良いんですよね。Tabキーを使うか、Spaceキーを使うかでもめるといった、細かすぎるネタもあります。

 

 その一方で、パイド・パイパー社が成功したり、時には失敗する様子が描かれていて、自然と彼らを「頑張れ!」と応援したくなってきます。どのエピソードも笑えるんのですが、同時にハラハラする展開もあったりして、全く飽きさせません。

 

 トーマス・ミドルディッチは、このドラマで「パイド・パイパー」社の優柔不断なCEOリチャード・ヘンドリクスを演じています。リチャード・ヘンドリクスという人物は、これまでの人生でプログラミングしかしてこなかったような人で、人間関係や駆け引きは大の苦手。でも、自分が開発したデータ圧縮技術を広めるために、起業しCEOになります。そんなITオタクで、人間関係が苦手な人物を、トーマス・ミドルディッチは見事に演じています。

 

 トーマス・ミドルディッチは、この役でドラマ界のアカデミー賞とされる、エミー賞の主演男優賞(コメディ部門)にもノミネートされました。

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ハリウッド大作に続々出演

 そんなトーマス・ミドルディッチは、近年ハリウッド大作に続々出演しています。『シリコンバレー』が、ちょうど昨年終わったところなので、今後はさらに幅広い活躍が期待されます。

 

 トーマス・ミドルディッチが昨年出演した映画の一つが、キアヌ・リーヴス主演『レプリカズ』。この映画で、トーマス・ミドルディッチはキアヌ・リーヴス演じるウィリアム博士の助手を演じています。

 

 さらに、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも出演。ここでは、トーマス・ミドルディッチはモナークの技術統括官サム・コールマンを演じています。渡辺謙演じる芹沢博士と同じ機関に所属していて、もちろんケン・ワタナベとの共演シーンもあります。

 

 それだけじゃありません。昨年はさらに『ゾンビランド:ダブルタップ』にも出演。ゾンビ映画というジャンルにも関わらず、ジェシー・アイゼンバーグウディ・ハレルソンエマ・ストーンアビゲイル・ブレスリンといった豪華キャストが揃っているこの作品。ここでトーマス・ミドルディッチが演じたのは、ジェシー・アイゼンバーグ演じるコロンバスの生き写しのような人物のフラッグスタッフです。

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https://www.imdb.com/title/tt1560220/?ref_=nm_flmg_act_5

 この役がまた良いんです。登場シーンはさほど多くありませんが、『ゾンビランド:ダブルタップ』の中で一番の笑いをかっさらっていきます。普通に観ても面白いのですが、この記事をここまで読んでくださった方ならさらに笑えるシーンになっています。

 

 先ほど、トーマス・ミドルディッチは『シリコンバレー』でITオタクを演じていると書きました。そして、ジェシー・アイゼンバーグの代表作と言えば『ソーシャル・ネットワーク』のITオタクことマーク・ザッカーバーグ。つまり、『ゾンビランド:ダブルタップ』の中ではマーク・ザッカーバーグVSリチャード・ヘンドリクスという疑似ITオタク対決が実現されるわけです。これはブチ上がりますよぉ。

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トーマス・ミドルディッチの素顔

 トーマス・ミドルディッチは、やっぱり素でも面白い人です。トークショーなどから、その様子が伺えます。『シリコンバレー』のメンツは、スタンダップコメディアン出身のクメイル・ナンジアニなど面白い人が多いんですよね。

 

 トーマス・ミドルディッチのインスタグラムは、撮影現場や旅行先の写真などが多め。その中に、頻繁にあるのが自分の顔をアプリで変形させた動画や写真。マイブームなのかな?

 

↓犬が猫に宣戦布告する話

 
 
 
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↓『シリコンバレー』撮影現場の写真

 
 
 
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トーマス・ミドルディッチのまとめ

 コメディを得意とする一方、しっかりと存在感を残してくれる個性派俳優トーマス・ミドルディッチ。今のところ、オタクや技術者のような役が多いですが、これからはさらに幅広い役を見せてくれるんじゃないかと期待しています。その確かな演技力を基に、今後はもっと活躍していくことでしょう。

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