今、ハリウッド映画に出まくっている大注目俳優がいます。彼の名は、トーマス・ミドルディッチ。2019年に日本で公開された作品だけでも、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『レプリカズ』『ゾンビランド:ダブルタップ』の3作に出演しています。そんなトーマス・ミドルディッチを大特集。これで、あなたもトーマス・ミドルディッチ・ファン!
トーマス・ミドルディッチのプロフィール
・本名:Thomas Steven Middleditch
・生年月日:1982年3月10日(現在37歳)
・出身:カナダ・ブリティッシュコロンビア州ネルソン
・身長:180㎝
・体重:73㎏
・総資産:10万~100万ドル(推定)
トーマス・ミドルディッチの妻
トーマス・ミドルディッチは、2015年8月22日にモリー・ゲイツと結婚し、今も夫婦で生活しています。子供はいません。
モリー・ゲイツ(ミドルディッチ)は、映画やTVドラマの衣装デザイナーとして働いていました。『大統領執事の涙』や『ジャンゴ 繋がれざる者』にも、衣装デザイナーとして携わっています。後述するトーマス・ミドルディッチ主演のドラマ『シリコンバレー』の衣装係を務めたこともあります。
実は、この2人はちょっと独特な夫婦関係を築いています。だれもが知っている通り、円満な夫婦関係を維持するのは、たとえ愛し合っていても大変です。トーマス・ミドルディッチは、ある日「僕たちは、従来の形の夫婦ではいられないんだ」と妻に告げます。どうやら性生活の話のようで、普通の妻ならばそこで「離婚よ!」と言うようなことだそうですが、モリーは「それじゃ、どうしたら良いか考えましょ」と言ってくれたのだとか。
現在は、その新しい性生活のルールのおかげで、今も円満な関係でいられるそうです。トーマス・ミドルディッチは、そんな自分たち夫婦の形をベースにして、新しいコメディドラマも作ってみたいと話しています。
追記:2020年5月にトーマス・ミドルディッチとモリー・ゲイツは離婚することになりました。あーあ。
主演ドラマ『シリコンバレー』
トーマス・ミドルディッチがヒットするきっかけとなったのは、2014~2019年にアメリカHBOで放送されたドラマ『シリコンバレー』。IT産業の聖地シリコンバレーで、若者たちが「パイド・パイパー」という会社を起業し、奮闘していく様を描いたコメディドラマです。
実際に、私もシーズン1~5まで観たのですが、さすが海外ドラマの帝王HBOと言うべきか、これがとても面白い。個性が強すぎる登場人物たちによって織りなされるシュールな笑いが、完全にツボに入りました。ちょっとマニアックなITネタもまた良いんですよね。Tabキーを使うか、Spaceキーを使うかでもめるといった、細かすぎるネタもあります。
その一方で、パイド・パイパー社が成功したり、時には失敗する様子が描かれていて、自然と彼らを「頑張れ!」と応援したくなってきます。どのエピソードも笑えるんのですが、同時にハラハラする展開もあったりして、全く飽きさせません。
トーマス・ミドルディッチは、このドラマで「パイド・パイパー」社の優柔不断なCEOリチャード・ヘンドリクスを演じています。リチャード・ヘンドリクスという人物は、これまでの人生でプログラミングしかしてこなかったような人で、人間関係や駆け引きは大の苦手。でも、自分が開発したデータ圧縮技術を広めるために、起業しCEOになります。そんなITオタクで、人間関係が苦手な人物を、トーマス・ミドルディッチは見事に演じています。
トーマス・ミドルディッチは、この役でドラマ界のアカデミー賞とされる、エミー賞の主演男優賞(コメディ部門)にもノミネートされました。
ハリウッド大作に続々出演
そんなトーマス・ミドルディッチは、近年ハリウッド大作に続々出演しています。『シリコンバレー』が、ちょうど昨年終わったところなので、今後はさらに幅広い活躍が期待されます。
トーマス・ミドルディッチが昨年出演した映画の一つが、キアヌ・リーヴス主演『レプリカズ』。この映画で、トーマス・ミドルディッチはキアヌ・リーヴス演じるウィリアム博士の助手を演じています。
さらに、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも出演。ここでは、トーマス・ミドルディッチはモナークの技術統括官サム・コールマンを演じています。渡辺謙演じる芹沢博士と同じ機関に所属していて、もちろんケン・ワタナベとの共演シーンもあります。
それだけじゃありません。昨年はさらに『ゾンビランド:ダブルタップ』にも出演。ゾンビ映画というジャンルにも関わらず、ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンといった豪華キャストが揃っているこの作品。ここでトーマス・ミドルディッチが演じたのは、ジェシー・アイゼンバーグ演じるコロンバスの生き写しのような人物のフラッグスタッフです。
この役がまた良いんです。登場シーンはさほど多くありませんが、『ゾンビランド:ダブルタップ』の中で一番の笑いをかっさらっていきます。普通に観ても面白いのですが、この記事をここまで読んでくださった方ならさらに笑えるシーンになっています。
先ほど、トーマス・ミドルディッチは『シリコンバレー』でITオタクを演じていると書きました。そして、ジェシー・アイゼンバーグの代表作と言えば『ソーシャル・ネットワーク』のITオタクことマーク・ザッカーバーグ。つまり、『ゾンビランド:ダブルタップ』の中ではマーク・ザッカーバーグVSリチャード・ヘンドリクスという疑似ITオタク対決が実現されるわけです。これはブチ上がりますよぉ。
関連記事:『ゾンビランド:ダブルタップ』の見所はITオタクの対決にある! - 映画の並木道
他に、ドラマ『パークス・アンド・レクリエーション』のベン・シュワルツとコンビを組んで、即興コメディショーの『ミドルディッチ&シュワルツ』も開催しています。
トーマス・ミドルディッチの素顔
トーマス・ミドルディッチは、やっぱり素でも面白い人です。トークショーなどから、その様子が伺えます。『シリコンバレー』のメンツは、スタンダップコメディアン出身のクメイル・ナンジアニなど面白い人が多いんですよね。
トーマス・ミドルディッチのインスタグラムは、撮影現場や旅行先の写真などが多め。その中に、頻繁にあるのが自分の顔をアプリで変形させた動画や写真。マイブームなのかな?
↓犬が猫に宣戦布告する話
この投稿をInstagramで見る
↓『シリコンバレー』撮影現場の写真
この投稿をInstagramで見る
トーマス・ミドルディッチのまとめ
コメディを得意とする一方、しっかりと存在感を残してくれる個性派俳優トーマス・ミドルディッチ。今のところ、オタクや技術者のような役が多いですが、これからはさらに幅広い役を見せてくれるんじゃないかと期待しています。その確かな演技力を基に、今後はもっと活躍していくことでしょう。