映画の並木道

古今の映画や海外ドラマについて紹介しています。ネタバレは基本的になく、ネタバレするときは事前にその旨を記しています。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』歴代1位に!次に記録を塗り替える映画をズバリ予想!

Avengers Endgame Logo Black

 

 今日(7月22日)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)が『アバター』(2009年)を抜き、世界興行収入歴代1位になりました。

 

 

1.最新の世界興行収入ランキング

 ここで、世界興行収入ランキングをチェックしてみよう。

1.『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年) 27億9020万ドル

2.『アバター』(2009年)  27億8970万ドル

3.『タイタニック』(1997年) 21億8790万ドル

4.『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年) 20億6820万ドル

5.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年) 20億4840万ドル 

6.『ジュラシック・ワールド』(2015年) 16億7170万ドル

7.『アベンジャーズ』(2012年) 15億1880万ドル

8.『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年) 15億1600万ドル

9.『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年) 14億540万ドル

10.『ブラックパンサー』(2018年) 13億4690万ドル

 

 どの映画も桁違いすぎて想像できないですね。1ドル=110円で換算してみると、『エンドゲーム』は約3070億円。ニトリの会長の似鳥昭雄さんの総資産が5030億円なので、そのくらいだと思ってください(これでは、似鳥さんが大富豪だということを言ってるだけになってしまった)。

 

 トップ10のうち、5つがマーベル作品。今の映画界は完全にマーベルが席巻していますね。映画を作るマーベル・スタジオとしては、設立から10年ほどしか経っていないのに、恐ろしい勢いですね。

 

 ただし、このランキング注意しなければならないのは、インフレ調整がなされていないということ。現在は昔と比べて物価が上がっているので、当然稼ぎもそれに伴って多くなります。今の映画料金は1800円であるが、1950年代は60円程度だったらしい(安っ!)。加えて、現在は4DMXやIMAX上映などで、特別料金などもあり、客単価は年々上がっています。そんな事情もあって、今の映画の方が興行収入は稼ぎやすいと言えます。それにしてもすごい数字ではありますが。

 

2.次にヒットする映画は?

(1)マーベル映画

 ここから次に記録的なヒットをする映画を勝手に予想してみよう。まずは、今後も続くと思われるマーベル映画の躍進。現在、アメリかのサンディエゴで開催されているコミコンで、マーベルは2022年ごろまでに新たに11作の映画・ドラマを公開することを発表しました。アベンジャーズは『エンドゲーム』で一端キリが付いた格好ですが、今後の個々の活躍にも期待したい。

 

 しかし、ここで興行収入という観点から見ると、しばらくはマーベル映画から新たな記録を作る作品は出にくいように思える。アベンジャーズは多数のヒーローが一堂に会することで、多くの人々から人気を集めました。しかし、今後続くと思われる個々のヒーローの活躍を描く作品では、アベンジャーズほどのヒットは難しいかもしれない。

 

(2)スターウォーズ

 次のヒット候補は今年の12月20日に公開予定の『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。この後もスピンオフは作られるますが、メインの軸はこれで終わりとなります。これは期待大。ただ、記録に残るヒットとなるかはストーリーに懸かっている。これまでのスターウォーズを豪快にも、上手くまとめ上げることが出来れば、最高だ。スターウォーズほど、多くの世代に愛されているシリーズもないので、記録に残る結果を残すことも十分可能だろう。

 

(3)ジェームズ・キャメロン

 3つ目はジェームズ・キャメロン監督作品。歴代ランキングで非シリーズ作品である『アバター』と『タイタニック』の監督はともにジェームズ・キャメロンです。ということは、次の大ヒット作もジェームズ・キャメロンから出る可能性は高い。しかも、次の作品は『アバター』の続編だとアナウンスされている。

 

 『アバター』が大ヒットした要因は、3Dによる美しい映像にある。当時はそこまで一般的ではなかった3Dを上手く活用した映像により、観客に新たな映像体験を提供することに成功した。なんと、『アバター2』では、3Dグラスを使わないで映像を3Dにする技術を活用する可能性が出ている。これはまた画期的な映画になる可能性が出てきた。2020年12月19日公開予定。一体どんな仕上がりになるのか、まったく想像がつかない。

 

(4)ダークホース ”インド映画”

 そして、期待したいのがダークホースの存在。私は特にインドの存在を挙げておきたい。近年、インド映画はどんどん面白くなっている。技術も進化しており、すでにハリウッドとほとんど遜色ないレベルにまで達している。現在のところ、インド映画で最大のヒットを記録したのは『バーフバリ 王の凱旋』(2017年)。80億ルピーを記録しており、1ルピー=0.015ドルとして計算すると1.2億ドルとなる。確かにアベンジャーズとはまだ10倍ほど差が開いているが、今後のインド経済の発展とインド映画の知名度が上昇があれば、いずれ世界一位の作品が現れてもおかしくない。

 

3.まとめ

 ずばり、次に『エンドゲーム』の記録を塗り替える作品を言ってしまおう。それは、アバター2』である。3Dメガネを使わないで3D映像が見れるとなれば、これは偉業だ。加えて、3D上映の機器を持たない劇場でも上映できる可能性もあり、誰でもどこでも3Dで見れるかもしれない。まさに映像革命となるであろうこの技術が成功すれば、ジェームズ・キャメロンは必ずや歴代トップに返り咲くことになるだろう。

 

情報元

https://www.boxofficemojo.com/alltime/world/

https://boxofficeindia.com/