今回はぶっ飛んだ海外ドラマ『プリ―チャー』のご紹介。教会の牧師が主人公ということで、もしかしたら取っつきにくさを感じるかもしれませんが、そんなことはありません。観ているうちに、このぶっ飛んだ面白さに取りつかれることでしょう。
www.youtube.com 全10話 1話45分
登場人物
ジェシー・カスター
アメリカの田舎町にある教会の牧師。ある日、人を自分の思い通りにさせることがさせることが出来る力を身につける。
キャシディ
アイルランド系のヴァンパイア。ジェシーと友人になり、彼のところに居候をすることになる。ヴァンパイアなので、怪我をしてもすぐに治る。
チューリップ
ジェシーの元カノ。ジェシーが牧師になる前のことを知っているため、ジェシーのような人間が牧師をやっているのはおかしいと主張する。戦闘能力高め。
エミリー
ウェイトレスとして働く傍ら、育児をしたり、教会の手伝いをしている。ジェシーに気があるようなところも見られる。
ユージーン
以前に、銃で自殺を図ったことがある。そのため、顔が変形している。よくジェシーのもとに相談にくる。父親は、アンヴィルの保安官。
クインキャノン
アンヴィルの街にある大企業クインキャノン精肉・電力の会長。利益のためには、どんなことでもする。
ドブラン&フィオーレ
天使のコンビ。ジェシーから、その能力を取り返そうとする。死ぬと生き返る。
ぶっ飛んだ世界
『プリ―チャー』はその世界観が、とにかく強烈。普通におじさんの2人組が「私たちは天使だ」と言い、また別の男は「俺、実はヴァンパイアなんだ」と平気で言う世界です。そして、心臓をえぐりだし、初対面の人に対して銃をぶっ放す人もいます。
その真骨頂の一つが、第5話の冒頭。とにかく殺し、殺され、生き返りの繰り返し。そのたびに、死体と血が増えていくという斬新すぎるアクションシーン。最高です。
キリスト教に喧嘩を売る
このドラマを観るうえでは、一度キリスト教の世界観を理解しておくと良いでしょう。少なくとも、このドラマの中の人たちは、実際に神がいると信じて、祈れば許しを得られると思っているからです。また、アメリカもそう思っている人たちが多数います(全員がそうではないし、どちらかというと少数派かもしれないということも、また事実ですが)。
そういった人々にとって、このドラマはかなり衝撃的。特に、最終話はヤバすぎる。世界観が崩壊しかねない。これ、教会とかは怒ったりしてないんですかね。まあ、キリスト教というよりは、キリスト教にすがっている人々を皮肉っているという感じなので、大丈夫なんでしょうか?いや、大丈夫じゃねえだろ。
まとめ
まとめると、全体的にヤバめ。内容が、宗教を皮肉りまくっています。そして、その描写は血や肉が飛び散りまくるというもの。その割に、登場人物は平然とした顔をしていたりと、『プリ―チャー』の世界観は完全にぶっ飛んでいます。
それだけに、ハマると抜け出せなくなるぐらいの引力があります。そして、衝撃のラストを観てしまったら、シーズン2を観ずにはいられなくなるでしょう。
『プリ―チャー』シーズン1~4は、Amazon Prime Videoで配信中。