東京や神奈川にはたくさんの映画館があります。田舎出身の私などからすると、これはすごく贅沢。ということで、私も東京に来てから様々な映画館に行ってきました。それぞれの映画館には、それぞれの魅力があったりするので、いくつか行ってみると面白いです。今回はそんな私が訪れた5つの映画館をご紹介いたします。
1.TOHOシネマズ新宿
おそらく、最もポピュラーな映画館と言ったらTOHOシネマズではないでしょうか。現在、28都府県66か所に劇場が存在します。全国に映画文化を広めるのに、一役買っていると言って良いでしょう。
その中で、私が行ったのは新宿のTOHOシネマズです。目的は『アベンジャーズ/エンドゲーム』をMX4Dで見に行くため。そう、ちゃんと見てますからね。アベンジャーズも。ただあまり記事にしていないだけで、アベンジャーズも好きです。
TOHOシネマズの魅力がIMAXやMX4Dなどの特別な上映が楽しめること。そして、スクリーンが大きいこと。迫力重視の映画などは、やっぱりスクリーンが大きいと良いですよね。
MX4Dについて一つ言っておくと、思ったより座席が動きます。最初は「動くといっても高が知れているだろう」と思っていたのですが、いやいやなんと動くこと。それこそ、ディズニーランドのスターツアーズと同じくらい動きます。本当に、映画鑑賞というよりは、アトラクションに乗っている感じでした。
公式サイト TOHOシネマズ 新宿:上映スケジュール || TOHOシネマズ
2.チネチッタ
続いて、川崎のラ チッタデッラ内にあるチネチッタです。名前の由来はイタリアにある映画撮影所「Cinecittà(チネチッタ)」。この映画館はスクリーンの呼び方が変わっています。普通はスクリーン何番と言うと思うのですが、ここでは「チネ何番」と呼ぶのです。そして、インターネットでチケットを買うことを「チネット」と呼んでいます。この「チネ」へのこだわりようが、私は好き。
ここの魅力は、上映作品の多さ。全部で12チネあり、これはシネマコンプレックスの中でもかなり多い方。なので、大作を中心にTOHOシネマズでは扱いきれない作品や、インド映画、アニメ映画の上映などもよく行っています。加えて、応援上映なども盛んに行われています。また、LIVEZOUNDやLIVEサウンドといった独自の音響設備もあります。
個人的には、チネクラブがおすすめ。というのも、5回映画を見ると1本映画がタダになるのです。しかも、入会費500円だけで、後は年会費等はなし。ポイントの有効期限は最後の観賞日から一年。つまり、一年に一本以上チネチッタで映画を見れば、いずれ映画が一本タダになります。他にも特典多数。TOHOシネマズのシネマイレージは、有効期限が短かったり、更新料がかかったりと正直あまりお得ではないです。それに比べると、チネクラブは非常にお得なので、年に数回しか映画を見ないという方にもおすすめです。ちなみに、窓口でカードを発行してもらうと、ドリンク無料券がもらえるかも!?(しかも、サイズ自由!)。
自分がチネチッタで見たのは『アナと世界の終わり』と『クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅』。その日は、雨で平日だったので、人がほとんどいませんでした。そのおかげで、大きいスクリーンをほぼ独り占めできているようで楽しかったです。
公式サイト チネチッタ | 川崎駅から徒歩5分、12スクリーンの映画館
3.シネマ・ジャック&ベティ
さて、ここからはいよいよミニシアターになります。まずは横浜にあるシネマ・ジャック&ベティ。ここは、ジャックとベティと名付けられた2つのスクリーンしかないのですが、上映作品は比較的多いです。上映しているのは、大手のシネコンではほとんど扱われないけれど、上質な作品ばかり。ここに行けば、必ず面白そうな作品が見つかります。
ちょっと独特なのが、入場方法。まず、チケットを買うと、そこには座席番号ではなく整理番号が書かれています。上映開始時間の10分前に行くと、整理番号の順に入場できて、好きな席に座ることができます。これ、面白いですよね。普通はパソコンとかの画面で席を選ぶと思うのですが、そうすると思ったよりスクリーンが近いなあとか、知らないカップルの隣に座っちゃったよということがありますよね。でも、ここでは空いている席なら適当に座って良いので、そういったことがあまりないです。
スクリーンは大きくはないけど、座席は多め。待合室には、映画や映画祭のチラシがたくさん置いてあるから、ここも一回見てみると良いかも。ちなみに、毎週水曜のレディースデーだけでなく、毎週木曜にメンズデーをやっていて男性もお得に映画が見られます。
公式サイト
横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」 - 名画座ジャックとミニシアター系新作ベティ -
ここで見た作品↓
4.新宿シネマカリテ
再び新宿に戻って、今度は新宿シネマカリテ。新宿駅近くの、新宿NOWAビルの地下にあります。スクリーンは2つで、上映本数も少ないですが、その分厳選された作品が上映されています。新しい劇場で、全体的に新しめの雰囲気です。スクリーンは小さめですが、座席が階段状になっているので、比較的どの席からも見やすい印象。
ここには、映画館なのになぜか水槽があります。待ち時間に眺めてくださいということでしょうか。劇場は地下にあるので、階段を下っていくわけですが、この階段が良い。映画のチラシが貼ってあったり、予告編が流れていたりして、新宿の雑踏から一気に映画館の雰囲気になっていきます。
公式サイト 新宿シネマカリテ
ここで見た作品↓
presbr.hatenablog.com
5.新宿武蔵野館
最後に、シネマカリテのすぐ近くにある新宿武蔵野館。ここは、シネマカリテと違ってかなり歴史があるそうです。スクリーンは3つ。いずれも、小さめです。上映作品数は少ないですが、シネマカリテと武蔵野館は同じところが運営しているため、この2館で上映している作品は異なります。2つ合わせれば、ある程度の作品数は上映されていることになります。
ここの特徴は、待合室の宣伝用のパネル展示。結構凝った作りのパネルがいくつか置いてあります。過去には、ブランコが置かれていたこともあったとか。この展示を見ているだけでも楽しいので、早めに行ってじっくり見てみてはいかがでしょうか。
公式サイト 新宿武蔵野館
ここで見た作品↓
6.まとめ
それぞれの映画館には個性があって、それぞれに楽しいところがあります。以下に、私がおすすめする各映画館の強みを簡単にまとめておきます。
・TOHOシネマズ新宿:大スクリーン、IMAX、MX4Dなどの特別上映に強い
・チネチッタ:大スクリーン、上映作品多め、チネクラブがお得
・シネマジャック&ベティ:上映作品多め、マイナー作品多数、座席が自由に選べる
・新宿シネマカリテ:マイナー作品を上映
・新宿武蔵野館:マイナー作品を上映
どの映画館に行くかを決めるには、まずは目当ての作品が上映されているかが重要ですが、次にどんな雰囲気かも気になるところ。ぜひ、色んなところに行ってみて、自分のお気に入りの映画館を探してみてください。