映画の並木道

古今の映画や海外ドラマについて紹介しています。ネタバレは基本的になく、ネタバレするときは事前にその旨を記しています。

映画『ナイスガイズ!』~大人のコメディ~

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 これはハマった。本当に面白い。ライアン・ゴズリングは可愛い。マット・ボマーはカッコいい。

 

 

1.あらすじ

 私立探偵のマーチは、ヒーリーとともにアメリアという女性を捜索することになる。そこに娘のホリーも加わり、事件はますます大きくなっていく。

 

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2.キャスト

 『ナイスガイズ!』はキャストが非常に良いです。ライアン・ゴズリングは、こんなにも面白い人なのだという発見もありました。

 

ライアン・ゴズリング

 私立探偵ホランド・マーチ役。『ラ・ラ・ランド』(2016年)で、ジャズ好きのセブをやっていた彼です。他に、『きみに読む物語』(2004年)、『ドライブ』(2011年)、『ブレードランナー2049』(2017年)、『ファーストマン』(2019年)などに主演しています。子役の頃は、ディズニーチャンネルで活動していました。

 

ラッセル・クロウ

 ヒーリー役。『グラディエーター』(2000年)でアカデミー賞主演男優賞、『ビューティフル・マインド』(2002年)でゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞しています。最近は、腕っぷしが強いおじさんという役が多いようです。

 

アンガーリー・ライス

 ホランド・マーチの娘ホーリー・マーチ役です。最近では、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)などに出演しています。

 

マーガレット・クアリー

 アメリア役です。どこかで見たことあるなあと思って調べたら、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)に出ていました。ここでは、わき毛のヒッピー、プッシー・キャット役でした。

 

マット・ボマー

 ジョン・ボーイ役。ドラマ『ホワイトカラー』(2009年~)の主人公ニール・キャフリー役で有名です。他に、ドラマ『トゥルー・コーリング』(2003年~)や、『TIME/タイム』(2011年)、『マジック・マイク』(2012年)などに出演しています。久しぶりに見ると、やっぱりカッコいい。

 

3.過激なコメディ

 『ナイスガイズ!』は、ポルノ業界を舞台にしているので、過激な描写もあります。それでも、そこまで下品にはなっていません。むしろ、このくらいの刺激があった方が楽しい。それが大人のコメディということです。

 

 笑いはベタなものからややシュールなものまで幅広いです。『Mr.ビーン』とかはもちろんバカバカしくて面白いけど、こういった新しい感じのコメディが見られると嬉しいですね。ベタなネタがあるから外れないし、シュールなネタでちょっと攻めているところもあって上手い。

 

 個人的に、一番のツボはライアン・ゴズリング演じるホランド・マーチのリアクション。もはやリアクション芸人かというぐらい、様々なリアクションを見せてくれます。マーチのバカっぽいところもあるけど、実は結構キレ者というキャラクターも好きです。

 

4.ストーリーも面白い

 アクションコメディ映画だからといって舐めるなかれ。探偵物語らしく、ストーリーにもひねりが効いていて面白い。特に、後半の状況がコロコロ変わるあたりは、気に入っています。複雑すぎず、でもちゃんと観客を裏切ってくる展開は、アクション映画の理想的なストーリーです。

 

 アメリアの意外な展開にも、注目したいところです。たぶんジョークなのでしょうが、かなり意外。ジョークにしても、まあまあきついですが。良い意味で予想を裏切られました。

 

 マーチの娘のホリーも良いですよね。機転を利かせて、敵を出し抜いたりするのはお手の物。敵の前にバシッと対峙するあたりは、カッコいい。それでも、殺しは良くないという純粋な考えを持っていたりするあたりも、愛すべきキャラクターです。

 

5.まとめ

 『ナイスガイズ!』は、最高!アクションあり、コメディあり、謎解きあり。そして、それらがいずれも面白い。ライアン・ゴズリングもアンガーリーライスも、実に良い。ラッセル・クロウも良い味出してます。

 

 続編見たいなあ。でも、興行収入がいまいちだったらしく続編の可能性は低いのだとか。残念。

 

アクションコメディをもう一本↓

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