映画の並木道

古今の映画や海外ドラマについて紹介しています。ネタバレは基本的になく、ネタバレするときは事前にその旨を記しています。

映画『マッチポイント』~スカーレット・ヨハンソンがセクシーすぎる~

MATCH POINT ... the ping pong lesson ...

 最近は、もっぱらアベンジャーズのブラック・ウィドウで忙しいスカーレット・ヨハンソンですが、もちろん過去には他の映画にも出ています。特にウディ・アレンは彼女のことがお気に入りらしく、彼の監督作品によく出ています。

 

 

1.あらすじ 

 元プロテニス選手のクリスは、ロンドンのテニスクラブでクロエと出会い、付き合い始める。その一方で、クロエの兄トムの彼女であるノラにも惹かれていく。やがて、ノラとの恋から引き返せなくなり……(2006年公開)

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 監督は、ニューヨークで長年活躍しているウディ・アレン。『アニー・ホール』(1977年)から、『カイロの紫のバラ』(1985年)、『世界中がアイ・ラブ・ユー』(1997年)、『タロットカード殺人事件』(2006年)、『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年)などの作品を、毎年1本以上というハイペースで作り続けています。大体はロマンスものです。クラリネットを演奏することでも有名。

 

2.ファム・ファタール

 ストーリーは典型的なファム・ファタールものという印象を受けました。ファム・ファタールとは、日本語だと「魔性の女」という意味。男を破滅させるほどの魅力を持った女性のことです。

 

 小説では、カルメンやサロメが有名ですが、映画にもファム・ファタールを扱ったものは多いあります。ファム・ファタールを得意とした監督の一人が、サスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコック。『めまい』(1958年)では、死んだはずの愛する女性を追い求めていく男の姿が描かれていて、ファム・ファタールものの代表作とされています。

 

 本作もそんな映画の一つ。主人公のクリスは、ノラとのいけない恋にのめりこまれていきます。その後の展開は大体ヒッチコック風です。まあだから、ストーリー的な目新しさはあんまりなかったかも。ただ、予想通りな展開が続きますが、別につまらないというわけでもないです。ラストはちょっと意外でした。

 

3.スカーレット・ヨハンソンを堪能しよう

 本作の魅力の一つは、スカーレット・ヨハンソン。ブラック・ウィドウをやっているスカーレット・ヨハンソンはセクシーだとよく言われますが、本当にそうでしょうか?少し疑問です。というのも、アベンジャーズは子供でも見られるようにしているので、ブラック・ウィドウの衣装が実はそんなにセクシーではないし、その性的魅力を全開にするシーンもない。だから、ブラック・ウィドウをやっているスカーレット・ヨハンソンはセクシーではないのです。

 

 でも、本作のスカーレット・ヨハンソンは本当にセクシー。ヌードとかはないけれど、そのグラマラスで完璧なプロポーションがわかります。そして、それ以上にしぐさがセクシー。このときのスカーレット・ヨハンソンは21歳なのですが、何人もの男をものにしてきたと思われるほどの魔性ぶりを見せつけています。これなら、クリスが堕ちてしまうのもわかる。

 

 主人公クリスを演じるジョナサン=リース・マイヤーズの演技もうまい。ストーリーのせいで、個人的にはクリスの選択には納得できないところも多いのですが、それを演じる演技力は十分あり辛うじて説得力を与えています。辛うじてというのは、脚本のせいで、彼は全く悪くないです。本作をご覧になった方々も、彼の演技力に関してはちゃんと評価してあげてください。スカーレット・ヨハンソンばかり見てないで(笑)

 

4.まとめ

 この映画は、とりあえず画は良い感じです。そこは、さすがウディ・アレンといったところ。特に雨の中でのシーンなどは、鉄板かもしれないけど、良い画です。スカーレット・ヨハンソンも美しいですし、他の俳優陣も演技面に関しては文句はありません。ただ、ストーリーがテンプレなので、そこは承知しておくと良いかも。個人的にこの展開もあんまり好きではないですし。

 

 だから、逆に言えば、おそらくこの映画を見るのに期待しているであろう展開できちんと進んでいくので、期待通りの映画体験はできるかもしれないです。ともあれ、スカーレット・ヨハンソンが本気でセクシーなところを見たい人は、見ることをおすすめします。彼女は裸にならなくても、こんなにセクシーなんです。

 

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↓スカーレット・ヨハンソン出演ドラマ

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